ともしびの花 ~日河 翔の創作手帖~

作品のお知らせや創作活動に関すること、訪ねた寺社の紹介などを綴っています。

雪消え残る、東山にて。

 

こんにちは、日河 翔です。

 

先日、家族に付き合って東山へ行ってきました。

この季節ですから観光客も少ないのではという予想は、見事に裏切られました。

どんなに寒くても、土曜日・日曜日はやはり混んでいます。

 

東山では、二年坂にも産寧坂にもまだ雪が残っていました。

西側の嵐山では解けていたので、気温の差に新鮮な驚きを感じます。

思わず写真を撮ってしまいました。

 

八坂の塔法観寺)の近くには、隠れ家的雰囲気の素敵なお店「八坂プリン」さんがあります。

このあたりを通るとつい、すごい引力で引き寄せられてしまいます・・・。

実は〖八坂ソーダ〗のファンでして。

最初は手提げ袋状のカップに驚きましたが、爽やかで可愛い外見の上、とても美味しいです!

”おいり”がのせられたソフトクリームも、非常に可愛らしいのですが、夏は猛スピードで溶けますのでご注意下さい。

春先か秋の終わり頃に再挑戦したいものです。。

 

著書のご案内

『くれなゐ君』

常陸宮の姫君は幼いながら、都一不器量で無教養と評判だった。

紅君(くれないぎみ)という通り名に惹かれ、元服前の少年・実孝は常陸宮邸で姫君を垣間見る。
まっすぐな姫君と、不器用な貴公子のすれ違う初恋は、都の異変とともに押し寄せた運命の渦に巻き込まれてゆく。

 

「あなたを殺しはしない、決して。この身など惜しくはないのだから」

 

二人を取り巻くのは先帝の長子・一の宮の死、短命だった斎宮、奇怪な流行り病・・・。出家を望みながらも、巫(かんなぎ)の血に目覚めていく紅君は、数奇な運命をたどり始める。

源氏物語の「末摘花」を下敷きに、一人の少女を軸として、美しい情景を交えて織りなされた平安王朝絵巻。